OSCE収録

OSCEの効率的な収録・即時確認で
質の高い試験と教育を実現します

医学部や歯学部で実施されるOSCE(※)では、適切な評価や振り返りのために、映像と音声における試験の収録が義務付けられています。収録方法については規定がなく、ハンディカメラ、タブレット、天井カメラなど、様々な機器を利用して収録されてます。

その収録方法によってはケーブルの配線などの準備や、カメラ内のデータを手作業でサーバに移す作業に時間と手間がかかることもあります。また録画ボタンを押し忘れて収録に失敗するなどの人為的ミスも起こりかねません。

フォトロンのOSCE収録システムは、これらの手間やミスを削減し、リアルタイム配信・サーバへの即時アップによるディブリーフィングでの映像活用を実現します。

※OSCE(オスキー)とは
客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination)の略称で、医学部や歯学部などの学生が、態度・技術力などの臨床能力を修得しているかを評価する実技試験です。臨床実習前に実施されるPre-CC OSCEと、卒業要件として臨床実習後に実施されるPost-CC OSCEがあり、医学生や歯学生が臨床研修を開始できるレベルに到達したかを客観的に評価します。

OSCE収録における課題

  • ハンディカメラだと撮影場所の確保や配線などの準備が面倒
  • カメラの操作に人員が必要で実習室が増えると大変
  • カメラからデータをサーバに移し替えると時間がかかる
  • 結果再評価やディブリーフィングに時間がかかる

このような課題を、フォトロンのOSCE収録システムが解消します。

フォトロンのOSCE収録システム

特徴1 複数のネットワークカメラで集中操作

SpiderRec(スパイダーレック)なら、複数の実習室に天井カメラやハンディカメラを取り付け、全カメラのモニタリング・操作をモニター室から行えます。実習室に入らなくても収録の開始・停止やカメラ操作ができるため、負担が軽減されます。

天井にカメラを設置することで、カメラの事前準備等も必要なくなり、準備や収録の業務量も削減できます。収録の開始・終了時間をあらかじめスケジュールする予約収録を使えば、収録を忘れるミスがなくなるうえに、モニター室に人員を配置する必要もありません。

特徴2 複数のカメラを同期収録して1つに

最大4映像までを同期して収録できます。たとえば模擬患者と学生を広範囲から撮影する天井カメラと、そのカメラの死角になる学生正面のバストショットを撮影するハンディカメラのように、複数の視点から収録した映像を1つのコンテンツにすることが可能です。それによって死角をなくし、より正確な評価や指導が行えるようになります。

特徴3 収録した動画は自動でアップロード

収録した動画はサーバに自動アップロードされ、再評価のために動画を見直したり、学生の後指導としてディブリーフィングするために活用できます。一般的な動画形式であるMP4形式で収録されるため、学生に動画を提供することで、自習による振り返りを促したり、客観的な自己評価を助けたりもしやすいです。

アップロード先に動画配信プラットフォーム「CLEVAS」を指定すれば、メタ情報を自動付与して動画をアップロードして、より動画の検索性や視聴性を高めることもできます。

システム構成例

構成のポイント

  • 「SpiderRec」で複数の模擬診察室の様子を、最大4画面で自動一括収録
  • 遠隔の管理室から、模擬診察の様子をリアルタイムでモニタリング
  • 再評価時やディブリーフィング時には、見たい映像を任意に拡大表示
  • 収録コンテンツを共有サーバに補完し、のちの振り返り/再評価に使用

OSCE収録の事例

ある大学では、OSCEをハンディカメラで収録していましたが、カメラの設置、電源コードの配線など準備が面倒なうえに、撮影後にカメラ内のデータを手作業でサーバにアップしてフォルダ整理やファイル名の変更を行う手間がありました。また実習室を複数使用すると、撮影の開始・終了などのカメラ操作のために人員が必要で、人手が足りない時には非常に苦労していました。

フォトロンのシステム導入後は、複数の実習室に各2カメラを設置してモニター室から集中操作することで、撮影用の人員を確保する必要がなくなっただけでなく、スケジュール収録を行うことでモニタールームへのオペレータの常駐も不要になりました。

収録した動画はサーバにアップされるため、再評価の際にも目的の学生の動画をすぐに見つけることができ、評価作業に追われる中で時間の節約に役立っています。

別室の大スクリーンで試験の様子をリアルタイムにモニターし、他の学生の診察を見て学ぶことができるようになったため、学生同士での研鑽も産み出されました。

OSCE収録におすすめの製品

目的や要件に応じて、最適な製品を組み合わせたシステムをご提案します。

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