動画配信システムの仕組みと使い方!ストリーミング配信を安全にできるのはなぜ?

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目次

「動画配信を行いたい」「動画配信システムの利用を検討している」という方に向けて、システムの仕組みを分かりやすく解説していきます。

例えば、企業の研修を目的に動画配信システムを導入しようと考えているのであれば、どのような流れで配信されるのか、自分たちはどのような操作を行わなければいけないのかを理解したうえで、検討したいと考える方も多いでしょう。

この記事では、動画配信システムの仕組みや技術に関して、具体的な内容を説明していきます。

■関連記事:動画配信システムのおすすめ比較!選び方や法人向け17サービスの違い

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動画配信システムで動画を配信する流れ(システム内の処理や仕組み)

一般的に、動画配信システムでは以下のようなステップで処理が行われます。

  1. 動画がアップロードされる(手動または別システムとの連携で自動アップロードが行われる)
  2. エンコードが行われ、動画ファイルが最適な形式に変換される
  3. ストレージサーバーに動画が保管される
  4. 動画配信ページが生成され、ストリーミングサーバーでの配信準備が完了する
  5. 通信に適したプロトコルを使用し、動画が配信される
  6. 実際に視聴する
  7. 視聴ログを取得する

※全ての動画配信システムが同じ仕組みで動いているわけではありませんが、大きな流れとしては基本的にどの製品も同様だと考えられます。

上記の7ステップについて、詳しく解説していきます。

ステップ1~2:アップロードされた動画は「エンコード」という処理を経て、配信に適した形に変換される

アップロードされた動画は、そのままの状態では配信に適さないことが多いので、手順2の「エンコード」という処理が行われます。エンコードによって動画の「ファイル形式」「ビットレート」「解像度」が変換されます。

  • ファイル形式:「.mp4」「.mov」など、データの規格を表すもの
  • ビットレート:1秒間に配信されるデータ量
  • 解像度:映像の鮮明さ・滑らかさを表す値(画素の密度)

ファイル形式には「.mp4」「.mov」など様々なものがありますが、動画配信システムでは、より配信に適した形式である「.mp4」に変換することが一般的です。

動画を登録するタイミングで、形式を選択できる製品もあります。

動画配信システムCLEVAS(クレヴァス)で動画を登録している様子

ビットレートと解像度は、動画の画質や転送量などに関する値です。

ビットレートと解像度が大きいほど、基本的には高画質の動画になります。しかしその分、動画の転送量が大きくなってしまったり(=コストがかかったり)、動画が重くてうまく再生できなかったりすることがあります。そのため、コストと性能のバランスを考慮して、動画配信に最適な動画に調整する処理を自動で行います。

例えば「動画マニュアルを作るために、ビデオカメラで研修動画を撮影した」という場合、通常はファイルサイズが大きく、配信に適した形とは言えません。そこで動画配信システムにアップロードされた後、自動で最適な形式やビットレート・解像度に変換するのです。

ステップ3:ストレージサーバーに動画が保管される

上記の手順で最適な形式に変換された動画は「ストレージサーバー」という部分に保管されます。このサーバーの容量が各プランによって決められており、例えば容量300GBまでのプランでは、合計300GBまでの動画をストレージサーバーに保管できます。

各社の規模・扱う動画の長さや画質・利用目的などによって、最適なプランをベンダーと一緒に考えてみましょう。

ステップ4~5:動画再生ページが生成され、適したプロトコルを使用して配信される

動画配信ページが生成されると同時に、動画の配信準備が完了します。ユーザーに動画の再生ページへアクセスを促し、視聴を始めてもらいましょう。動画の再生ページは自動で生成されることもあれば、動画の埋め込みコードのみが生成され、管理者が任意のページに埋め込んで作成する場合などがあります。

なお、動画配信システムで配信される動画は、ストリーミングサーバーから、用途に適したプロトコルを利用して配信されます。

ストリーミングサーバーとはその名の通り、動画をストリーミング配信(※)するためのサーバーのことです。

(※)ストリーミング配信とは、現在多くの動画配信サービスで利用されている配信方式(再生方式)です。データのダウンロードを必要とせず、インターネットを利用して動画を再生することができます。ストリーミング配信を行うには、ストリーミングサーバーが必要です。

プロトコルとは、ここではストリーミング配信を行うための規格のことを指します。最近ではHLS(HTTP Live Streaming)という、現代のストリーミング配信に適した、インターネットが不安定でも途切れにくいプロトコルを利用して配信されることが多いです。

しかし、利用するプロトコルは各社で異なる場合があります。そのため、例えば双方向性のあるライブ配信を行いたい場合は「遅延が少ないプロトコルを使用しているのか」「その実績(遅延率)はどの程度か」などを確認しておくと良いでしょう。

ステップ6~7:実際に視聴し、そのログをシステムが取得する

ユーザーが動画を視聴すると、そのログをシステムが取得します。どの程度詳細なログを取得できるのかは製品によって異なるので、ここでは一例を紹介します。

例えば弊社が提供する、研修向けの動画配信システム「CLEVAS(クレヴァス)」では、ログの取得や分析機能などに力を入れており、以下のようなことが行えます。

  • 再生の開始時刻と終了時刻を取得
  • 動画のどの部分をどれだけ見たのかを取得(全体を一通り見たのか、一部を繰り返し見ているのかなどが分かる)
  • ジャンプなどの行動を取得
  • 再生率を取得(動画の30%までしか見ていない、などが分かる)

またこれらの結果を、グラフ化する・CSV出力する・APIで外部連携したシステムに出力するといったことも可能です。

動画配信システムCLEVAS(クレヴァス)で視聴ログの分析を行っている様子]

そのデータを活かして「期日までに重要な動画を80%までしか視聴していないユーザーに対して、アナウンスを送る」といった運用が行えるでしょう。

特に、社員研修や動画マーケティングを目的に動画配信システムを検討している企業は、分析を行い修正・改善を加えていくことが重要です。システムを選ぶ際は、ログの取得や分析がどこまで詳細に行えるのかを、ベンダーに相談してみることがおすすめです。

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動画配信システムを利用する場合、企業は何を用意してどのような使い方(操作)を行えば良いのか?

動画配信システムを利用すれば、動画の最適化や配信などは、システムが自動で行ってくれます。しかし、管理者はただ動画をアップロードすれば良いだけではなく、動画配信やコンテンツの管理に関するルールを自分たちで考え、それに沿った運用を行わなくてはいけません。

  1. コンテンツ管理・配信に関するルールを決める
  2. ユーザー管理・権限に関するルールを決める

順番に説明していきます。

コンテンツ管理・配信に関するルールを決める

配信する動画に関して、以下のようなルールを決めなければいけません。

  • カテゴリ分け(日付や内容など、適切な方法でカテゴリ分けをする)
  • コンテンツの登録ルール(受講者に分かりやすいタイトルや説明を付けるなど)
  • 更新ペース(コンテンツの追加・削除をどのタイミングでどのように行うかを決めるなど)

ユーザー管理・権限に関するルールを決める

コンテンツだけではなく、ユーザー管理や権限に関するルールも考える必要があります。

  • 上記で決めたコンテンツ管理の権限は誰が保持するのか
  • ユーザーの追加や削除などのメンテナンスは誰がいつ行うのか
  • 視聴ログを誰にどこまで詳細に見せるのか
  • 誰が動画を登録・編集できるのか
  • どの受講者にどの動画を見せるのか

「各管理者がどこまで権限を持つのか」「どの受講者がどの動画を視聴できるのか」というルールを考えなければいけません。例えば、重要な会議の録画映像はキーパーソンしか見られないようにする、などの使い方が考えられます。

なお、ユーザーの権限付与をどこまで細かく行えるかは、製品によって異なります。

例えば弊社が提供する、研修向けの動画配信システム「CLEVAS(クレヴァス)」では、大規模での運用を想定しているため、権限設定を細かく行えます。一例として「総務部内で扱っているコンテンツやユーザー管理に関する権限のみを付与し、その他の部署に関しては権限を持たせない」といった運用もできるでしょう。

規模の大きい企業や、大人数での運用を想定している企業は、なるべく権限設定が細かく行える製品を検討してみてください。

動画配信を安全に行えるのはなぜ?セキュリティに関する技術や仕組みを紹介

企業向けの動画配信システムには、基本的に高いセキュリティ機能が搭載されているため、どの製品を使用しても安全に運用できると言えます。

どのようなセキュリティ機能が備わっているかは製品によって異なりますが、例えば以下のようなものがあります。

  • 動画ダウンロード不可
  • 再生URLを難読化(不正アクセス防止)
  • ホワイトリストを利用したアクセスの制御
  • 配信サーバーとプレイヤーの間でAES暗号方式(強度が高い暗号方式)を使用

また、動画配信システムは通常クラウドでの提供となりますが、中にはオンプレミスを用意している会社もあります。

  • クラウド:ベンダーが用意したサーバーを利用する
  • オンプレミス:システムやサーバーを自社で保有して利用する(セキュリティがより強固

セキュリティ要件が厳しい場合は、オンプレミスで提供されている製品を選ぶことによって、より安全に運用することができます。

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まとめ

動画配信システムに動画をアップロードすると、まずエンコードという処理が行われ、配信に適した形式に変換されます。その後使い方に合わせたプロトコル(HLSなど)を使用して動画がストリーミング配信され、ログを取得するという流れが一般的です。

動画配信システムは動画の処理や配信を自動で行ってくれますが、その動画を管理したり、運用したりするのは人間です。「どのように動画を登録・管理するのか」「誰がどのような操作を行えるのか」という部分に関しては、各社でしっかりと考え、適切に運用を行っていく必要があります。

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